2014-05-21

エルゴポックのメンテナンス Part.2

後半

なぜ、防水スプレーがベストなメンテナンスかをお話しします。
普段、日常使用での鞄へのダメージはハンドル部の汗による腐食以外は、たかが知れてます。
この汗による腐食とは表面の皮革ではなく、その中にある芯材の腐食です。
これの対策は・・・無いです。だからよく鞄はローテーションで使った方がいいというのはこの話です。
1・2日休ませることで、芯材の中に含まれている汗が乾くからです。
とは言いつつも、やはり最前線のビジネスマンなら長くても3・4年でハンドル交換は避けれません。
アフターメンテナンスが充実してない海外メーカーはここが致命的なのです。
ある意味、せっかく購入した高価な鞄は使い捨てになるわけです。
その点HEGOPOCHはアフターメンテナンスに対して非常に誠心誠意対応してくれるところが他メーカーとの違いです。
例え、生産終了モデルでも何かしらアイデアを練って修理対応してくれます。
HERGOPOCHは常に進化しています。仮に修理依頼モデルが廃盤モデルでも、今の進化した具材で修理されるので悪くなることは決してありません。

HEGOPOCHをお持ちのお客様は決して、最近街中で異常繁殖している靴とバックの修理屋さんには決して持ち込まないようにお願いします。
HERGOPOCHの職人で修理した方が具材を持ってて間違いないですし、料金も断然安いです。


話を戻します。。。
一番の大敵は・・・無論「雨」です。
一番のメンテナンスは雨の日は使わないことですと言いたいところですが、そうもいかないのでせめて出かける前10秒を鞄に時間を上げて下さい。
スプレーを取り出し⇒蓋をあけ⇒鞄に塗布。10秒あれば出来ます。
これをやるかやらないかで、1年後の経年変化に多大な影響を及ぼします。

表面が雨に濡れてすぐ拭けば問題ないですが、そんなことは度台無理な話で、どうしても水分が皮革の中に浸透していきます。そうするとその中に入った水分が乾くときに油分と養分が一緒に表に放出されてしまうのです。
元来、前述の鞣しの工程で1・2年分くらいの油分と養分は皮革の中に閉じ込められています。
それが中に入った水分のせいで、どんどん強制的に外に放出されていってるのです。
よって、気づいた時には表皮はカサカサに。。。
あせって、クリームを塗っても時すでに遅しです。元々入ってる油分養分と後から入れる油分養分はどうしても親和性が低いのでなかなか馴染みません。
そもそもカサカサになった皮革は銀面が割れているので決して元に戻りません。

後悔しない為にも、忙しい朝ではありますが、「出かける前の10秒スプレー」これを習慣にしましょう。

続く